【雑談】4月まとめ
こんばんは。早くももう4月も終わりということで、簡単に今月あった出来事や変化、来月の予定などをまとめたいと思います。
面白いことは書けませんが、もしよろしければ。
目次
振り返り
ではまず私にとっての4月はどんな月だったかについて。
今月からは、大学院生になったということで久々に授業が始まりました。学部三年生から実に1年ぶりといったところ。授業内容は難解ではないものの、討論やディスカッションが多い印象。自分はそれらに苦手意識はなく、むしろ自分の意見を持ち、相手の意見を聞いてより深く知識が蓄えられる一連のサイクルはかなり勉強にはうってつけだと思っています。問題なのは自分の意見が正しそうな根拠を見つける下調べに時間がとられる...複数のことを並行して考えるのも苦手なので、そこが少し気になっているところ。
追加で、日々の研究も意外と忙しい...卒論提出が終わったばっかりなのに!!
今年度から研究テーマが変わり、やりたかった研究テーマが出来るようになったので、また一から色々探っているのと並行して、昨年度担当していたテーマを引き継ぐ人がいないため、なぜかやることが多くなっています。
充実感があるのはいいことだと思ってはいますが、これから就活とかを考える余裕は、今はちょっとありません...。
ちなみに、今メインで行っているのはイオンクロマトの立ち上げ。これは温泉の成分分析にも使うもので、自分もそれができるようになると考えると少しワクワクします。昨年度は湖の研究をしていて、希望したわけではありませんでしたがそれはそれで楽しかったです。もともと自然が好きだったのでフィールドワークは楽しかったですし、なにより地下水や河川、海洋も含めて水環境は全てつながっている(作用しあっている)ことが実感できたのも良かったなと感じています。
今月の温泉活動
さて、今月からまた大学に通う日々が始まったのであまり多くの温泉には足を運べませんでしたが、4月の初めはまだ休暇中でしたので、地元に帰っている際に、日帰りで行ける温泉に行っていました。
①かぶと湯温泉 山水楼

この温泉は神奈川県の厚木市にある温泉。以前雑誌に掲載されているのをみて興味を持ちました。神奈川県と思えないとてもよい環境に囲まれた優しい温泉です。分析書をみると、「温泉法上の温泉」(これはこれでレア)!。pHの高い少しつるつる感を感じる温泉でした。地元に近い厚木市ですが、かぶと湯温泉のある七沢温泉郷や、鶴巻温泉など、温泉に恵まれている土地だという事を初めて知りました。
②中川温泉

二つ目に訪れた中川温泉は、一応神奈川県ではあるもののかなり山奥、というかほぼ静岡県。中川温泉は信玄の隠し湯の1つとされ、こちらもpHが高いのが特徴。訪れた共同浴場「ぶなの湯」は塩素消毒の処理がされており、あまり効果を感じられませんでしたが、こちらも良い環境に恵まれている温泉だと感じました。
ちなみに中川温泉へ向かう途中、新東名の工事現場に遭遇。工事の丁度良いタイミングで出会うことが出来てちょっと得した気分です。完成したら、あの橋に乗って関西の温泉に行くことになりそうです。これからお世話になります。まずは無事に竣工されることを祈ります。

③沓掛温泉
休暇の最終日には、信州に戻って沓掛温泉の叶屋旅館さんに宿泊。

ぬる湯好きのマニアには有名な沓掛温泉。叶屋旅館さんの源泉もかなりぬるく、体感33℃くらい?しばらく入ると寒さを感じます。でもめちゃくちゃいいところ!自分はこういう温泉を探していました。ちなみに当日は予約していた部屋よりも良いところを案内してくださったようで、そこには炬燵に電気ストーブが。冷えた体によく効きます。
経営されている方に話を聞くと、お怪我をされているときにぬる湯に出会って経営を始めたんだとか。また、同じ理系の大学院出身という事で、面白い話も聞けました。ぬる湯が本格的に楽しめる季節はこれからなので、また伺います。
④別所温泉
沓掛温泉からすぐ近くにあるので、久々に別所温泉へ。ちなみにここを訪れるときはいつも雨。

大湯はわずかに澄んだ緑色。長野県らしい共同浴場もやっぱりよいですね。
来月の予定
来月、というか実は今日の夜から東北へ向かいます。なんども訪れている東北ですが、やっぱり楽しみ。今回はそれぞれの温泉地をゆっくり回るプランで考えているので、この旅行で記事のネタも沢山収穫できればいいなと思っています。
ということで今回はこの辺で。ちなみに来週は旅行中のためお休みします。
ここまで読んで下さり、どうもありがとうございました!
【熊本県】杖立温泉
今回は蒸し湯と鯉のぼりで有名な杖立温泉について!

目次
温泉データ
泉質 :塩化物泉(ナトリウム-塩化物泉)
源泉温度:約98℃
pH :約8.5
その他 :日本百名湯

特徴
杖立温泉は熊本県阿蘇郡(一部大分県日田市)に位置する温泉地。
その特徴的な名前はこの地を訪れた弘法大師が残した短歌に由来があります。
「湯に入りて 病なおれば すがりてし 杖立おいて 帰る旅人」
(訳:杖の助けを借りてこの地にやってきた旅人が、湯治によって健康を取り戻し、帰る頃には杖なしで良いほどに元気になった)
遠い昔から温泉の効果が認められていることがわかります。それにしても、短歌によって後世まで語り継がれているというのがなんともおしゃれ。
また、今の時期は杖立温泉が一番盛り上がる鯉のぼり祭りの時期。全国から観光客が集まるこのお祭りは40年以上の歴史をもち、今年は4/1~5/6にかけて3000匹以上の鯉のぼりが温泉街の中心を流れる杖立川の上を泳ぎます。

ちなみに杖立温泉は鯉のぼり発祥の地ともいわれますが、他にも江戸時代の江戸城、高知県の四万十など諸説あり。でもこんなに立派な鯉のぼりが上がるほどですから、きっと何かしらのゆかりはあるはずですよね。
さて、温泉の一番の特徴はなんといっても源泉温度の高さ。杖立温泉では沸点にまで届く温度の源泉を蒸し風呂として利用してきた歴史があり、今でも杖立の多くの旅館には蒸し風呂が備わっています。

蒸し湯とはいわゆるサウナのような施設ですが、杖立温泉では温泉を下に溜めて、その温熱によって蒸気を生み出します。こんなことができるのも高い源泉温度ならでは。
杖立では温泉浴以前よりも前にまずこの蒸し湯の文化が始まったとされており、地元では「風邪を引いたらまず蒸し湯」と言われるほどであったそう。
最近では首だけ出す箱のようなスタイルや、ベットに横になりながら入浴できるスタイルなど種類も様々になっています。

玉川温泉や後生掛温泉など東北限定のイメージがありました...
温泉街では温泉の蒸気を利用した蒸し窯も備わっています。1679年の黒田藩の儒医が残した紀行文には「物を以てこれにひたせば忽爛熟す(たちまちらんじゅくす、と読むのかな?)」とあり、高温泉を古くから利用していたことが窺えます。無料で使える共同の蒸し場では観光客も楽しめるよう、温泉街近くの「豊作市場」では地元の食材を中心にたまごやお芋などを販売しています。中でも杖立の蒸気で作るプリンは有名で、温泉地の名物にもなっていますね。

歴史
杖立温泉は応神天皇の産湯として使われた開湯伝説が残っています。これが本当なら1800年以上の歴史をもつことになるそうですが、そもそも短歌を詠んだ弘法大使が実在したのが平成初期であるためかなりの歴史があるのは間違いなさそうです。
江戸時代には肥後藩藩主によって本格的な整備が進められ、御前湯が設置、それがそのまま現在の共同浴場として残っています。

戦後の昭和28年には西日本水害で大きな被害を受けたものの復興を迎えたのち、「九州の奥座敷」と呼ばれ歓楽街としても栄えました。
その後は温泉客の嗜好の変化などに伴い、近傍の黒川温泉などが脚光を浴びるのと対照に杖立温泉は衰退の一途をたどります。それでも最近は温泉情緒や歴史、背戸屋と呼ばれる町並みの散策、蒸し湯などの特徴を生かしたまちづくりを精力的に行っています。
訪れた感想
実際に訪れたのは昨年の3月。阿蘇内牧温泉で宿泊したのち、いかにも九州の自然といいうような山道を越えて着いた杖立温泉。
まず温泉街がめちゃくちゃ好み!杖立川を中心として左右に旅館が立ち並び、どこか昭和チックな雰囲気が漂います(私は平成生まれですが)。ところどころに湯気が立ち上る景色は小浜温泉を彷彿とさせます。

鯉のぼりの時期ではありませんでしたが、冷えた空気の中で立ち上る湯気を見るのもまた中々に味わい深いものがありました。

このように杖立温泉は急峻な山々に囲まれた渓流沿いの狭い土地ゆえ、町を探索すれば家屋が隙間なく立ち並ぶ独特な景観が形成されています。そんな街並みの中でも小さな裏路地の部分は「背戸屋(せどや)」と呼ばれ、これが地元の方々の生活道路。撮影のロケーションにもよく使われることから、これを目当てに訪れる観光客もいるとか。

(ASOおぐに観光協会HP)
訪れたのは米屋別荘(こめやべっそう)さん。ここでは源泉100%のお湯を打たせ湯やつぼ湯で楽しむことが出来ます。もちろん蒸し湯もあります!

お湯はナトリウムー塩化物泉で、分析書にある成分よりも結構しっかりとした成分を感じる温泉だった印象があります。不思議。
特にメタケイ酸が豊富で、最近は美肌の湯としても有名になってきているとか。雰囲気もよく、かなり上品なお湯を堪能できてとても満足でした。とても大好きな温泉です。

蒸し湯は画像が見つからず出せないのですが、やはりサウナとは少し違って香ばしい匂いが充満しています。これは例えば四万たむらさんや渋大湯の蒸し湯のように、温泉を水蒸気にすることで、その成分の独特の匂いが鼻孔をくすぐるような感じでしょうか。また、普通のサウナと違って寝転がるのがデフォなので、よりリラックスして蒸気を楽しむことが出来ました!(しかし温度調節が難しいため、最初は打ち水をして、無理のない範囲で楽しみましょう)。
杖立に住む方々は毎日蒸し湯に入れるなんて、とっても贅沢ですなぁ...。
後書き
ということで、今回は杖立温泉について取り上げさせていただきました。
自分が訪れたときは、例にもれず事前情報なしでしたので、独特の温泉街の雰囲気や蒸し湯を見たときは驚きました。このような、その温泉地固有の文化を目の当たりにすると印象に残りますし、より興味を持ちますよね。
中でも杖立温泉では温泉浴よりも先に蒸し湯が出来ていたというのも面白いですね。でも確かに考えてみれば、100℃近い温泉には入るなんて発想はならないか...。蒸気で楽しむという考えになるのも納得です。
なんとなく、そのような面白い文化が残っているのは九州地方に多いイメージがあるので、それも含めて九州の温泉巡りは一段と楽しみになります。
もちろん、それぞれの地方にはそれぞれの文化があって、例えば自分の住む長野県は共同浴場がかなり多く、それをゆっくりと回る楽しみもまた良いものです。それぞれのローカルな文化に気づき、肌で感じながらこれからも温泉活動を楽しんでいこうと改めて思いました。
では今回はこの辺で。それではここまで目を通してくださり、ありがとうございました!
(来週はちょっと久々に長期の旅行に出かけるので、更新は無しになるかもです...。)
【岐阜県】奥飛騨・高山観光
今回は、奥飛騨で過ごした昨年のゴールデンウィークを写真と共に振り返りたいと思います(温泉のネタは少なめですが何卒...)。

目次
はじめに
私は昨年のGW中、奥飛騨温泉郷の一番奥、新穂高エリアの「ホテル穂高」さんでホールのアルバイトをしていました!
朝6~10時、夕方17~22時の仕事でしたので、昼の時間は車を走らせて色々なところへ...
前回記事を書いていて、奥飛騨にはおすすめしたい観光スポットがたくさんあるなと思ったので、写真(+思い出)と共に紹介したいと思います。内容は薄めですが、もしよければ!
初日
初日は夕方から研修・初仕事なので、昼前頃に長野を出発し奥飛騨へと向かいます。

(そしていつも人が少ない...もっと有名になって!!)

この画角も結構あり。


ちなみに右側に見える「フレッシュフーズカシキ」さんでは...



かなり迫力のある音が聞こえます。

めちゃくちゃ匂いが濃くてすばらしい...
(ちなみにシャンプーは高級な旅館によくある馬油。テンション上がる。)

美味しい空気を味わいながら入る温泉はやはり最高...
仕事の疲れも癒されます...
観光
奥飛騨周辺
ここからは朝の仕事終わりからの外出タイムに出かけた旅の思い出になります!



こちらも濃厚な硫黄泉でした!

五月なのに雪が全然残ってます。

少し気になりましたが装備が不十分で時間もないのでまた今度。

飛騨地方の食べ物やお土産が沢山!

奥飛騨の温泉むすめに、各都道府県用のメッセージノートも!



園内でクマの餌を買って、投げ与えるシステム...

山でこの子達に遭遇したらと思うと...

この癒される雰囲気、本当に大好きです
飛騨古川周辺

写真ではわかりにくいですが、めちゃくちゃでかくてつい撮ってしまいました。

飛騨地方はさすが木材の産地とだけあって、白山神社が多い印象です。

飛騨古川を見下ろせるロケーションで、大きなお祭りの出発点でもあります。

国重要無形民俗文化財の古川祭の歴史を見ることが出来ます。
調べてみたら本年度は昨日、一昨日に行われていたんですね...


日本でこんなに大掛かりで行うお祭りが残っているなんて...
一生に一度は見に行きたい!!




旧神岡鉄道の廃線を利用したアトラクションです(予約必要)。

自分は二人乗りの横に、スタッフの親切で「さるぼぼ君」を載せてもらいました!笑

(行きは下り坂なので、漕がなくても進みます。なお帰り...)

長年放置されているようですが、使われていた当時の雰囲気は感じられます。

産業の衰退で廃線になってしまった神岡鉄道ですが、
今はこうして楽しめるに環境に変化していて、いいアクティビティだと感じました。

ちなみに今回は「まちなかコース」を走りましたが、
他に「渓谷コース」なんてのもあるそう。多分体力ある人向けなんでしょう...。
高山周辺

神秘的な空間に、ちょっとぶっ飛んだネーミングセンスも◎。

一乗り100円で、結構いろんなところに行けちゃいます。
市営の駐車場を使う方はバスの乗車券で割引も受けられます。



海外の方も結構いらっしゃった印象。

久々に美術館に行きましたが、結構目を引く展示品が多かったです。


高山は有名なお祭りが沢山あり、町のみならず文化も大切にしているのが感じられます。
そういうところも大好きなところの1つです。



こちらは昔ながらの銭湯の雰囲気もありつつ、綺麗なサウナまで完備されていて、
温泉ではありませんがとても気に入っている場所の1つ。

ライトアップされているのは何気に初めて見たので感動しました。

最終日


後書き
振り返りは以上になります。思ったより長くなった...。
思い返すと、よく昼休憩の時間でこれだけ回ったなと思います。後悔なく気になるところ全て回りました。あと気になるところは「新穂高ロープウェイ 星空観賞便」と「冬の青だる」ですかね。でもそれらは季節限定なのでまた今度。
それにしても海外の方が多い!聞けば高山は海外でも有名な観光スポットだそうで...実はアルバイトの接客でも海外の方の対応をすることが何度かあり、ちょっと大変でした。
ちなみに自分が初めて高山に訪れたのは大学一年生の頃。まだ温泉に興味をもっていないころに「氷菓」という作品が好きな友達に誘われて訪れたのがきっかけでした。
それから高山のことはずっと好きです。温泉のみならず神社、文化、食、町並みなど高山の雰囲気全てが好きで、訪れるたびに帰る場所...って気がしてきます。
まあ、今回はこんな感じで。次回からはまた温泉に焦点を当てて記事にしようと思います。
長くなって申し訳ありませんでしたが、ここまで目を通してくださりありがとうございました!
【岐阜県】奥飛騨温泉郷

自分は昨年のGW中に、ホテルの短期バイトで奥飛騨を沢山堪能してきました!
今回は少しでもそこで感じた魅力を伝えられればと思います!
目次
温泉データ
泉質 :単純温泉、塩化物泉、炭酸水素塩泉、硫黄泉
源泉温度:平均60℃(27~98℃)
pH :6~7.5℃
その他 :露天風呂数日本一、国民保養温泉地、日本百名湯(福地温泉)

特徴
奥飛騨温泉郷は岐阜県の北東部、中部山岳国立公園内の「平湯温泉」、「福地温泉」、「新平湯温泉」、「栃尾温泉」、「新穂高温泉」の五つの温泉の総称になります。

3000m級の山々がそびえる北アルプスの麓に位置し、観光客のみならず登山客にスキー客にも親しまれている奥飛騨温泉郷。他にも高山の観光や上高地へのアクセスも◎。「山岳、森林、渓流、滝」など沢山の自然に囲まれ、施設もそれに調和した雰囲気の施設が多い温泉地なので、個人的には時間を忘れてのんびりゆったりと楽しむのがお勧めです。

奥飛騨温泉郷・「元湯 孫九郎」(公式HP)
一番の特徴はなんといっても露天風呂の多さで、露天風呂数は日本一!一つの旅館さんで露天風呂を複数備えている施設もめずらしくありません。そして源泉数も100を超し、温泉の湧出量は別府、湯布院に次ぐ第3位でもあります。当然様々な泉質の温泉があり、源泉かけ流しが多いのもまた素晴らしい。実は奥飛騨温泉郷の温泉は養殖、温室、融雪、暖房など二次利用も盛んです。この取り組みも素晴らしいですね。

温泉ですっぽんを養殖!!(ナガセスッポン養殖場)
ではそれぞれの温泉について少し解説...
平湯温泉

平湯温泉「平湯の湯」
奥飛騨温泉郷の入り口になる平湯温泉。奥飛騨では最も歴史が古く、最も大きい温泉です。江戸時代末期の文献で白い老猿による発見伝説が残っており、参勤交代では北陸の大名一行が道中で疲れを癒していたそう。約40の源泉があり泉質は幅広く、色も透明、茶褐色、白濁、鴬色と様々。足湯や日帰り施設も豊富なので、奥飛騨に来たらまずは平湯攻略は必須です。

平湯大滝。手前の看板には白い老猿伝説についての説明が。
福地温泉

福地温泉「湯元 長座」(公式HP)
森林に囲まれた、山里らしい落ち着いた雰囲気の温泉。
平安時代に村上天皇が湯治に訪れた伝説や、平家の落人伝説が残っています。福地の朝市や郷土芸能、春夏の新緑や、秋の紅葉、冬の氷のカーテン「青だる」など見所必見。奥飛騨温泉郷で唯一日本百名湯に選ばれている温泉地でもあります。

福地温泉の朝市

青だる(奥)に伝統芸能「へんべどり」の獅子舞(元湯 孫九郎HP)
新平湯温泉

遠い昔、この地を訪れた美しい姫が美味しい水を見つけて定住し、恋に結ばれた伝説が残る「タルマ水」や、そのタルマ水近くで神様に温泉を教えられた伝説があります。「いで湯まつり」や「そば祭り」、「タルマかねこおり祭り」、「クマ牧場」など見所も多数。

奥飛騨の名水「タルマ水」

タルマかねこおり祭り(岐阜県観光公式サイト)
栃尾温泉

トチの木が沢山あったことから名づけられた温泉。ここまで来たら「いよいよ奥飛騨まできた!」というイメージがあります...。荒神の湯や足湯「蛍の湯」は蛍の名所として有名で、毎年6月下旬~7月下旬の19時~21時頃が見ごろです。
1979年に栃尾温泉の洞谷で大規模な土石流が発生してから、再発防止のためにできた流路工は季節によって姿を変える観光スポットに。初見の方はわき見運転注意です!


新穂高温泉

奥飛騨温泉郷のゴール、新穂高温泉。開湯時期は不明ですが、武田信玄の家臣が入湯した伝説が残っています。ここまでくると森林と渓流の壮大な自然を楽しめる施設が増えてきます。奥飛騨温泉郷で雑誌に載る場合、この地区の温泉の写真が載ることが多い印象がありますね。
また、硫黄泉や単純泉であっても硫黄の豊潤な香りや湯の華を見かける温泉が多く、個人的に"山間で見られる温泉"らしい温泉というイメージがあります。
奥穂高温泉の更に一番奥にはロープウェイ乗り場があり、登山客の方がかなりみられるのも特徴の一つです。

個人的おススメ4選
冒頭でも触れた通り、自分は昨年のGWの一週間ほど、新穂高温泉のエリアでホテルでホールの短期アルバイトをしていました。そこでは朝食の仕事が終わったのち、夕食の仕事の時間までの間ひたすら外出して観光を楽しむ生活をしておりました。
実は平湯までは何度か訪れたことはあったのですが、その奥まで行ったのはそれが初めて。今回は自分が入ったお勧めしたい温泉4選を紹介したいと思います。
①平湯の森

平湯温泉エリアの大規模な温泉施設で、日帰り施設でもあります。
温泉成分のついた内風呂に、森林気分を味わえる露天風呂。源泉は白く濁る炭酸水素ー塩化物泉と透明(少し鉄の風味?)の炭酸水素ー硫酸塩泉の二つが、男湯7・女湯9もある露天風呂に注がれています。
②平湯の湯(平湯民族館)

寸志(300円程度)で入れる平湯の共同浴場。鉄が混ざっていることで特別な色になります。浴槽こそ一つですが、森に囲まれて平湯の源泉かけ流しを存分に楽しめる最高の温泉で、ここでしか味わえない温泉体験ができます。私は平湯を訪れたら毎回絶対に入りに行きます!
③新穂高の湯

新穂高温泉エリアの共同浴場。ここに来るために奥飛騨温泉郷に来た、という方に毎回出合います。横目に迫力のある渓流が流れており、先日は単純温泉、成分は少なめで結構温く、自然に囲まれてつい長湯したくなる温泉です。女性は水着着用の混浴OKですが、外からも見えてしまうのでそれでもよければ...。
④深山荘

深山荘さんの温泉は単純温泉ではありますが、硫黄臭があり湯の華も沢山。
何よりロケーションがものすごく、目の前に渓流、奥には北アルプスがそびえています。ここまで迫力のある大自然を見ながら温泉に入れる場所は中々ありません。
川下りしているボートと何度か目が合ってしまい気まずくなることもあります...がこの温泉はやはり特別に素晴らしい温泉です。
後書き
奥飛騨温泉郷は、恐らく自分が訪れた中で一番長く滞在していた温泉地で、かなり思い出深いです。大自然の中で最高のお湯に浸かるのは温泉の醍醐味、ここに訪れればみんな温泉大好きになれると本気で思う、そんな温泉地です。
記事を書いていて、やはりもう一度訪れたい!という気持ちが強いです。まあ近い方なので行こうとすればいつでもいけるのですが。
特に長期間滞在して色々ないいところを見つけると、沢山の人に広めたくもなりますし、思い入れも強くなるというもの。願わくば冬に行ってみたい!
(長野県からのアクセスだと冬は道が厳しく、これまで奥飛騨を訪れたのは春と夏のみ)
そして今回、紹介したいことが沢山あり(しかもエリアが広いという事で)記事の構成が少し変わっています。ほんとは訪れた感想も入れたかったのですが、文字数が多くなり写真も多いとうんざりしてしまう(+自分の体力も限界)ということで、それは近々別の記事として挙げられればと思います。
温泉とは関係ありませんが、高山や飛騨古川も大好きで(というか郡上八幡とか下呂温泉、岐阜タウンも、岐阜県の全部が好きなのですが)去年のGW中に遊びにいったので、それらをまとめた旅行の振り返りをしてみたいと思います。

こんな感じのところを沢山回っていました。
長くなってしまいましたが、今回はこの辺で!ではまた!
【島根県】温泉津温泉
今回はずっしり効く世界遺産の温泉・温泉津(ゆのつ)温泉について!

目次
温泉データ
泉質 :ナトリウム(・カルシウム)ー塩化部泉
源泉温度:45~50℃
pH :6.0~6.3
その他 :世界遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」
「国の重要伝統的建造物群保存地区」指定

特徴
実はかなり歴史のある温泉で湯治場として栄えていた過去がありますが、2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されたことで、再度有名になりました。

温泉の話題からは少し逸れますが、石見銀山と言えば戦国時代後期から江戸時代前期まで繁栄した日本最大の銀山の跡地。特に1620〜1640年には世界で産出する銀の1/3の約ほどである年間40tもの銀が生産されたと言われています。
この頃は日本こそ鎖国状態でしたが、世界は大航海時代。銀が通貨の基軸となっていた海外へと石見の銀は輸出されていくことになります。

世界遺産の選定地域には銀の生産に関連した集落・施設も含まれており、特には温泉津は温泉街である一方、銀を詰め込む港町としても栄えていたために「歴史的な土地利用の証拠」として温泉津温泉の温泉街も世界遺産の一部に含まれている、と言ったわけだそう。
こうして温泉津温泉は湯の峰温泉に次いで国内二番目の世界遺産の温泉となりました。

ちなみに元湯に至る赤い石州瓦屋根の家やナマコ壁の土蔵、大正時代の洋風レトロな薬師湯旧館などが並ぶ温泉街は、2004年に温泉街として初めて「国の重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。

そんな魅力ある温泉津の町ですが、温泉もとってもすごい!
特に「薬師湯」さんの温泉は日本温泉協会の天然温泉の審査で"オール5"をとったんだとか!(自分はあまり詳しくないのですが、どうやら全国で11箇所しかない名誉あるものらしい...)。
温泉津温泉の特徴は成分がとても濃いこと。溶存物質の量は源泉に違いはあれど7000~8000g/L程度で、湧出時は透明ですが次第に酸化し淡茶褐色になります。また泉質としては分類されませんが遊離二酸化炭素も多く含まれているのも特徴の一つです。
源泉温度は40℃後半くらいと少々熱い程度ですが、逆にこのくらいの泉温だと冷まさないことが多く、また温泉津温泉では源泉に浴槽が近いことも多いため、結局実際に入浴すると熱く感じます...。(温泉津温泉元湯では熱めの浴槽の他にぬるめの浴槽も出来たので、より温泉を楽しみやすくなりました!)

歴史
温泉津温泉には旅の僧が湯に入って傷を癒すタヌキを見つけたという伝説が残っており、約1300年前には既に発見されていたとされています。かなり歴史が深い...。
平安時代中期に編纂された「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に「温泉(ゆ)郷」として登場し中世には「温泉氏」が治めていました。
室町時代には現在「元湯」と呼ばれる泉源湯坪がつくられ、温泉開発が本格化します。
16世紀に石見銀山が発見されると温泉津は積出港となり湯治場としても発展。
明治5年(1872年)には死者500名以上を出した浜田地震が発生。その際温泉津では別の源泉が湧出し、その源泉を現在の「薬師湯」が利用しています。このことから薬師湯は別名「震湯」とも呼ばれています。

実はこの薬師湯と元湯では、位置的には結構近いのですが成分は少し異なります。(例えば薬師湯の泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物泉ですが、元湯ではナトリウムー塩化物泉となります。)
現在の温泉津温泉はシルバーラッシュ時代の栄光を留め、湯治場の歴史の生き証人となる温泉地になっています。
訪れた感想
自分が実際に足を運んだのは2年前の11月、かなり日の沈みかけたころでした。

訪れたのは薬師湯さんです。

午後18時ごろに訪れましたが意外と人がおり、浴槽があまり大きくないこともあって20分程度待ち時間がありました。待機中は館内を見て回っていましたが、めちゃくちゃ雰囲気がいい!いかにもノスタルジックな雰囲気...。


そんなこんなで時間が経ち、念願の温泉へ。
浴槽は温泉成分ですごいことになってる!!!ただモノではない感がすさまじい。

源泉のかけ湯をして体をなじませます...が結構熱い。なじむまでは時間がかかります。
体と心の準備ができてから温泉に入ると、めちゃくちゃ重い感じがする!
本当にずっしりとくる感じ。これは確かに効果がありそうな気がしてくる、そんなお湯です。やはり泉温が熱いので5分もしたら休憩し、体を冷まします。その繰り返し。
体に効きそうな感じがして、何回も入りたくなる温泉です。
周りの方も入って出て入って...の繰り返しで、同じ気分なのかなと勝手に想像しました。
感想になりますが、本当に貴重でここにしかない温泉だなと感じました。訪れる価値は絶対にあります。昔から現在まで大切に管理されていることに感謝しながら入りたい温泉でした!!
後書き
ということで今回は温泉津温泉についてでしたが、いかがでしたでしょうか。
一応今回で全国の○○地方の温泉は一度は取り上げたでしょうか。
東北地方や中国地方はの温泉はあまり取り上げていませんが、実は結構足を運んでいて好きな温泉も多いので、またおいおい記事にしたいなと思っております。
それにしても今回の温泉津温泉は、これまで記事にした温泉の中でも一層湯治向きと言いますか、成分が割とガチで温泉マニアが御用達、あまり温泉に詳しくない方は近寄らない温泉と言いますか...。
そのような温泉は、ほぼほぼ素晴らしい温泉の確定演出のようなものでとてもわくわくしますが、一方で自分のような20代の入浴客は割と珍しいようです。最近は若い方の入浴マナーが良くないと言われることもあるようなので....。自分はあまり白い目で見られた経験はありませんが、何となく気持ちはわかるような。
そこで私は、特に温泉津温泉のような歴史があったり雰囲気を大事にしている温泉ではめちゃくちゃ気を遣って温泉に入るよう心がけています。戸を開けたらまずは挨拶。それから源泉で何回もかけ湯をして、波のたたないようにゆっくりと入るなどなど。
そして一番大事にしているのが、入浴中は笑顔でいること!!
いい温泉に入っているときに、周りの人が笑顔でリラックスして入っているのを見ると自分もいい気分がしてきます。何よりむすっとしているより笑顔でいた方が自分もより温泉を楽しめるような気がします。
温泉に入るときは泉質だけでなく自分の精神状態も同じように大事だと最近は思っています。そしてこれからもそこは大事にして温泉ライフを満喫しようと思います。
それでは今回はこんな感じで!ここまで目を通してくださりありがとうございました!
【三重県】榊原温泉
今回は「湯ごり」の聖地・榊原温泉について!

温泉データ
所在地 :三重県津市
源泉温度:約30℃
pH :約9.5
その他 :枕草子の「日本三名泉」、名湯百選、日本百名湯

目次
特徴
榊原温泉は古くから「湯ごり(湯垢離)」の地として知られてきました。
湯ごりとは温泉に浸かることで身を清める行為のこと。
(ちなみに冷水で身を清める行為を水垢離、海水は潮垢離といいます)
湯ごりで温泉地と言えば、他にも熊野詣前の「湯の峰温泉」などが有名ですね。

ここ、榊原温泉は京から伊勢神宮への通過点であることから、昔は伊勢神宮にお参りする前には榊原温泉で身を清めてから伊勢へと向かうのが正式な参拝とされていたこともあるようで、地元では「宮の湯」とも呼ばれていたそう。

現在の交通網でも京都ー榊原温泉で徒歩21時間
榊原温泉ー伊勢神宮で徒歩11時間...途方もない
なお、伊勢神宮では毎年6月の一週目の土曜日に榊原温泉のお湯を神宮に奉納する「献湯祭」と呼ばれる神事が行われています。

また、榊原温泉は「三名泉」の1つとして数えられることもあります。
これは昔、榊原温泉が「七栗の湯」と呼ばれていた時代に清少納言の"枕草子"で「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と謳われたことからきているよう(諸説あり)。
一般的に「三名泉」といえば万里集九が詩集に記載、林羅山が後に広めた「草津温泉、下呂温泉、有馬温泉」がメジャーなイメージがありますが、まあこの件に関してはどちらが公式というものではありませんので...
歴史
開湯の具体的な時代はわかっていないようですが、1500年も前から「榊原温泉」と呼ばれるようになるまでのこんな逸話が残っています。
昔、この温泉地一帯は「榊」が多く自生していました。第26代(450?~531?)の継体天皇の皇女の「ササゲヒメ」が斎王(天皇に代わって伊勢神宮に使えるために選ばれた未婚の皇族女性)になられたときに、その榊を伊勢神宮に献上し使われるようになったことから「榊が原」と呼ばれるようになり、転じて「榊原」となったようです。
そんな榊原温泉に大きな変化があったのは天正16年(1588年)の戦国時代。戦いで負った怪我の治療や疲れを癒す湯治がブームになり、榊原温泉も湯の神を祀る「射山神社」を一角に入れた大きな湯治場が出来たとされています。神社の境内から湧く「宮の湯」を使った湯治場は約100室からなる大規模なものだったそうで、当時は大変にぎわったそうです。

榊原温泉は恋の病を癒す温泉とも知られていたことから、良縁吉祥のご利益があるとも。
感想
訪れたのは2年前の8月(当時は湯ごり場であったことなど知らず、お伊勢参りの後に訪問しました)。

第一の感想は、「え、こんなところに温泉があるの!?」でした。まわりは畑に囲まれていて、歴史のある温泉地なら山に囲まれていたりするイメージがありました...
入浴させて頂いたのは「湯の庄」さん。旅館「湯元 榊原館」さんの施設の日帰り温泉です。

まずシャワーを浴びると、もうぬるっとした感覚...これはもしやと期待が膨らみます。
内湯は大きい浴槽の加温された温泉と、小さい浴槽の源泉かけ流しの二つ。
(奇数日と偶数日で男女の浴槽が入れ替わるそうです)
最初に源泉かけ流しの方へ行くと、めちゃくちゃぬるい!!実は榊原温泉の源泉は約30℃と低めの泉温。驚きましたが慣れてくると心地よくリラックスして入れるように。そしてすごいとろとろした感じ!さすがアルカリ性単純温泉...

源泉の方は足を伸ばして丁度いい大きさの浴槽。
しばらくして少し体が冷えを覚えるようになると大きい浴槽へ移動。こちらも湯触り◎。そして露天風呂もあり、こちらも加温されているようでしたが、お湯は同じく最高です。また外の自然も心地よい...。

自分が訪れたときはコロナ禍の影響で時間制限があり無限に入れなかったのは残念でしたが、それでもなんだかんだで5回くらいは温冷の交互浴をしていたと思います。
訪れたのは2年前でしたが、今でも最高の温泉体験ができたことを鮮明に覚えています。また行きたい!!
後書き
ということで榊原温泉についてでした。
今回記事にするにあたって色々調べてみて、榊原温泉の歴史の濃さにはびっくりしました。自分は初見の温泉地に行く際はなるべく前情報を持たないで行くタイプなので勉強になりました。
ほんとは先に情報をもっているといざ温泉地を訪れた際にまんべんなく見どころを回れるのかもしれませんが、同時に期待とは違う雰囲気だと少しうんざりすることもあるので、そこは人の好みですよね。
ちなみに私は基本的に温泉分析書も最初は見ないで、入浴後に確かめるタイプです。
温泉分析書は、いわば作品のネタバレのようなものだと思っているので...。
もちろん注意書きや禁忌症、適応症などを知っておくために分析書(及び別表)があるので、この楽しみ方はどちらかと言えば間違いですが、前情報なしで最高の温泉に当たった時の幸福感はなかなか味わえないもの。榊原温泉を訪れたときはまさにそうでした。
結構温泉好きの方々のお話を聞いていると、絶妙なところで様々な楽しみ方をされている方を見かけます。(人に迷惑をかけない範疇に限り)そうしたところも温泉の魅力の1つなのかなと思っています。
では今回はこの辺で。ここまで読んで下さりどうもありがとうございました!
【雑談】3月まとめ
こんにちは~
今回は簡単に今月あったことの振り返りや、簡単に今後のことなどの雑談をしたいと思います。
ではまず振り返りから。
今月上旬には福岡に行っていました。

一応学会の参加のためでしたので、3泊4日で博多のホテルに宿泊。
(ほんとは温泉宿に泊まりたかったのですが、どうにも大学側の監視が厳しいようでしたので断念。福岡県は温泉のイメージこそないかもしれませんが、南の方へ行けば原鶴温泉、筑後川温泉などの名湯もあります。残念ながらまたの機会に...)
ただ延泊などして時間を作り、2日間ほど観光の時間が出来ました。
旅行先に選んだのは"①別府"と"②長崎"。
メンバーは3人で、全員が温泉好きというわけではなかったのであくまで観光がメインにはなってしまったのですが、それはそれで普段いかないような場所に行けて楽しかったです。
写真と共に、簡単にどんな感じだったかを述べさせていただきます。
別府





長崎



(資料館には本当に生々しいものまで展示してありますので、苦手な方は注意。)

ざっくりと、今回の旅行はこんな感じでした。温泉は別府の"ひょうたん温泉"のみでしたが、やはりあの唯一無二の滝湯は最高。
博多から新幹線で東京まで帰った翌日には、新宿にて温泉名人検定試験がありました。
講義内容は温泉医学、温泉地学、温泉総論、温泉化学、温泉法学、温泉観光学で、簡単な内容から難しいものまで幅広くといった感じ。
個人的には温泉化学の内容が一番興味深いと感じました。結構温泉のセミナーは文系チックな内容になっているものが多い気がしましたが、この講義は理系寄り(といっても高校化学くらいで、とっつきにくい内容ではありません)でかなり面白かったです。
試験のネタバレはできませんが、全60問の4択、6割で合格。自己採点では恐らく合格していますが、意外と難問も多かった印象。講義内容からのみではなく、自前の知識が必要な問題もありました。発表は5月になるのかな?それまでは大人しく待っています。
それからもう一つ大きな出来事としては、日本温泉協会が出版する雑誌「温泉」の定期購読やっと契約しました。

こちらは、温泉マニアの方と話をした際に毎回のようにお勧めされていたのですが、後回し後回し...していたら今頃になってしまいました。
5月夏号から届くという事なので、いまから楽しみです。
今月の出来事はこれくらいでしょうか...ほんとは色々行きたいところは山ほどあるのですが、現在新しいパソコンを買うために倹約中でして...それに九州に行って思ったのですが、今度旅行に行くときはたくさんの時間をお金をかけて温泉に行きたいです。なので長期で旅行に行くのはしばらく先になるかな...といったところ。
4月からは大学院生になり、また授業と研究が始まります。それはそれとして、たまにはサボって温泉も行くと思いますが、どんな変化があるか少し楽しみでもあります。
そして冬が終わると、少しずつ温泉のシーズンではなくなっていきますが、まあ冬には雪でアクセスできない温泉にも行けるようになるということでそこは...
とりあえず今のところ、来週には長野県内の温泉の宿泊予約もしているので、ゆっくりと温泉活動も再開しようと思います。
それでは今回の雑談はこんな感じで。三日後の日曜日にはまた温泉の記事を更新する予定ですので、それまで少々お待ちを~。