今回は東北地方・美肌の霊泉「磐梯熱海(ばんだいあたみ)温泉」について!
目次
温泉データ
源泉温度:市営源泉 約53℃ 元湯源泉etc... 約30℃
pH :9.0~9.5
湧出量 :850L/分
その他 :名湯百選、磐越三美人の湯
特徴
福島県郡山市に位置する磐梯熱海温泉、まず一つ目の特徴は泉質のすばらしさ。
アルカリ性単純温泉のやさしいながらもかなりぬるっとした湯ざわりで、落ち着いた温泉街に調和のとれた緑を眺める時間は最高のリラックスタイムになること間違いなしです。
また、磐梯熱海温泉の源泉の多くは約53℃の市営源泉から引いていますが、中には約30℃ほどのぬるめの源泉から引いている施設(霊泉元湯など)もいくつかあり、温冷交互入浴も楽しめるのも魅力の一つ。ちなみに二つとも泉質は同じです。
そして二つ目の特徴はなんといってもアクセスの良さ!
新幹線の停車駅「郡山」から電車(磐梯西線)で13分の「磐梯熱海駅」から徒歩すぐ、車では磐越自動車道の「磐梯熱海IC」からすぐであるため、ロケーションは抜群。
足湯や日帰り入浴できる施設も多いため、ちょこっと立ち寄るだけでも温泉が楽しめます。
三つ目の特徴はイベントが盛んなこと。
南北朝時代の逸話、病に伏せた"萩姫"という美しい女性が、神からのお告げによって磐梯熱海温を訪れて病を治したという伝説から、8月上旬に源泉に感謝し神事や市が開かれる「萩姫まつり」をはじめ、5月に行われる緑に囲まれたチェックポイントをまわる「ケヤキまつり」、12月には氷の上の綱引き大会「つるんこ祭り」などが行われます。
さらにスポーツ施設が充実しており、バスケットボールやラグビー、ウィンタースポーツの大会や、体験教室も開かれることが多いのも特徴です。
歴史
開湯は約800年前の鎌倉時代、源氏による奥州合戦の時期といわれています。
現在の名前が付けられたのはこの頃で、合戦の後にこの地を治めることになった伊豆の国出身の"伊東祐長(いとう すけなが)"が、温泉の湧き出る地を故郷の熱海温泉を偲んだことに由来するとか。
なお磐梯熱海温泉は駅前のすぐそばと五百川に沿って立ち並ぶ二つの温泉街があり、古くは駅前を「熱海温泉」、五百川周辺を「高玉温泉」と分けていたそうですが、現在は一つの磐梯熱海温泉として呼称されています。
磐梯熱海温泉の「四季彩一力」には、昭和天皇や昭仁上皇、文仁親王やウィリアム王子が宿泊されるなど、結構すごい温泉施設もあります。
感想
自分が訪れたのは2年前の6月中旬。弟がめちゃくちゃお勧めしていたので自分もワクワクしながらの初訪問でした。
宿泊させて頂いたのは「紅葉館 きらくや」さん。
なんといっても庭園露天風呂、ぬる湯、さらには宿泊者限定の展望貸し切り風呂と盛りだくさんで、お湯は期待以上のぬるぬる感!!
展望風呂は特に注釈はなかったと思いますが若干ぬるめで、特に夜の静かで落ち着いた雰囲気の中での素晴らしい温泉は最高でした。
個人的な感想ですが、磐梯熱海温泉は全体的に雰囲気がめちゃくちゃ好みの温泉地でした。寂れているわけではないですが、落ち着いていて緑も多く、思い返せばすごくリラックスできたなーと感じました。
普段は結構特徴の富んだ温泉を取り上げることが多いですが、磐梯熱海温泉のような落ち着いていてあたたかな温泉も自分は大好きです。
後書き
今回は磐梯熱海温泉についてですが、いかがだったでしょうか。
決して有名ではない温泉かもしれませんが、こうした温泉に足を運んでみて最高のお湯に辿り着けるとめちゃくちゃ記憶に残りますし、自分の推しの温泉の一つになって友人にお勧めしたくなったりもします。
また、文字にするのは難しいですが、磐梯熱海温泉の「キレイにまとまった温泉街」の雰囲気もすごい好きで、温泉だけでなく街全体が素敵という印象が強いです。
基本的に行きたい温泉を探すときは温泉の写真を見て決めることが多い自分でしたが、磐梯熱海に訪れた後は、たまには温泉街の雰囲気を見ながら目的地を探してみても楽しそうだなと思ったりするようになりました。
では後書きはこんな感じで。ここまで読んで下さりありがとうございました~。