Ryu-suiの温泉紹介

長野県長野市在住の23歳学生、皆さんに伝えたい旅の思い出を記録しています

【信州・長野県の温泉について】Part5

~前書き~

お久しぶりです。

前回からまた時間が経ってしまいましたが、今回もゆっくりと記事を書いてみようと思います。

実はPart5の内容は昨日の夜に完成していたのですが、ちょっと須坂市の温泉に出向いている間にデータがなくなっていたので書き直ししています...

まあ頭の中で記事はできているので、より内容を推敲してかけるのかなと...

それにしても昨日伺った須坂市の「古城荘」という旅館さん、かなり良かった!

温泉自体は広くないのですが、若干ぬるめで感触はしっとり(少しぬるっとします)の極上のお湯に長湯できてかなりリラックスしていました。

長野県だと下諏訪のお湯に近いかな...? データなくなっても悔いはないくらい最高のお湯でいつか記事にできたらなと思いつつ...今回も書いていきます!ではでは~

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長野県の温泉地(区分分け)

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【浅間温泉・美ヶ原温泉下諏訪温泉上諏訪温泉・奥蓼科エリアの温泉】

 

浅間温泉(主にアルカリ性単純温泉)

浅間温泉

長野県松本市の温泉と言えば浅間温泉はとっても有名です。

松本城などの市内観光を楽しみながら温泉を楽しめるのはいいですよね!

 

浅間温泉の特徴は二つ、「豊富な湯量」と「適温の源泉(約50℃)」です。

このため、大体の施設では加水や加温をしていない完全な掛け流しを楽しめます。

単純温泉ということで万人向け、さらに日帰り施設も結構あるところもいいですね。

 

歴史については後程まとめますが、温泉街を探索していても随所で時代を感じることができ、夜にはライトもあいまってノスタルジックな雰囲気になります。

 

共同浴場では珍しく女風呂の方が大きい造りになっているところがあるようで、それはどうやら芸者遊びが流行っていたころのなごりなんだとか(芸者さんが多い時は100人もいたらしい!)。

 

歴史的な側面やお湯の取引などの話など、温泉のセミナーでもよく登場します。

そんなことも知らない大学一年のころ、私はよく温泉街を夜間徘徊していました。

テスト終わりなどで自分のご褒美に足を運んでいたので、結構思い入れのある温泉地です。

 

美ヶ原温泉(主にアルカリ性単純温泉)

美ヶ原温泉

浅間温泉とほど近い位置にある、国民保養温泉地にも選ばれている美ケ原温泉

温泉セミナーなどによく行く人はこの温泉のことはよく知っているのではないでしょうか。

この美ケ原温泉(+浅間温泉のエリアも?)、開湯は奈良時代で、実は日本書紀にも「束間の温湯」という名前で登場します。(束間⇒現在の「筑摩」、「千曲」になったとか...)

日本書紀に名前が出てくる温泉は他にも道後・有馬・南紀白浜の三か所、通称「日本三古湯」です。つまり美ケ原温泉は「幻の第四古湯」というわけですね。

 

束間の湯は後に名前を何度も変更し、現在の美ケ原温泉となったのは昭和30年代になってからになります。

 

私が訪れたのは唯一日帰りで利用できる「白糸の湯」でした。この名前も昔の美ケ原温泉の名前の1つだそうです。もう3年も前になるのであまり記憶にありませんが、地元の人が多く利用していた印象があります。

かなり歴史のある温泉なので、昔に思いを馳せながらお湯を楽しみたいですね。

 

下諏訪温泉(主に単純温泉、一部硫酸塩泉・塩化物泉)

下諏訪温泉 (ぎん月)

信州のへそ、諏訪湖の北部に位置する下諏訪温泉

開湯の明確な記憶は残っていませんが、共同浴場「旦過の湯」の源泉が鎌倉時代に寺湯として使われた歴史があることから、かなり歴史のある温泉であると思われます。

 

下諏訪温泉は江戸時代、五街道に定められた中山道甲州街道の合流地点にあり、そこには下諏訪温泉の由来となった「綿の湯」源泉があります。

中山道の六十九次もの宿場のうち、温泉が出るのはこの下諏訪宿のみだったため、当時下諏訪の温泉を利用した方々は、難所続きの中山道を渡る(渡った)際の疲れをここで癒していたことでしょう。

 

また、諏訪地方の言い伝えに上諏訪温泉・下諏訪温泉の誕生伝説もあります。

簡単に説明すると、八坂刀売神(諏訪大社のご祭神の妃神)がお化粧に使用していたお湯を湯玉にし、その湯玉からお湯が落ちたところに上諏訪温泉下諏訪温泉が生まれたとされたというものです。

さらに、「湯口の清濁」といって、下諏訪の温泉に心の汚れたものが入ると湯口が濁るとも伝えられています。

 

このような言い伝えの通り、実際に入ってみた感想として、本当に上品なお湯だなと感じました。まさにしっとりすべすべで、豊富な成分の温泉が好きな自分でも下諏訪の温泉に入ると、やっぱり単純温泉もいいなあと思うようになりました。

 

上諏訪温泉(主に単純温泉・一部単純硫黄泉)

上諏訪温泉

甲州街道の宿場町として栄えた、諏訪湖の南東部に位置する上諏訪温泉

江戸時代初期から温泉地として知られており、当時14件ほどあった宿屋には内湯はなく共同浴場を利用させていたと言われています。

このことから温泉の文化も発達、1817年の温泉番付では「東の小結」に選ばれるほどでもありました。

 

また、実は諏訪の温泉は別府について共同浴場が多く、温泉に恵まれている土地でもあります。1905年に中央本線が開通すると観光地化が進み、1960年頃には源泉数が500を超えていました。

千人風呂で有名な「片倉館」や、遊歩道や上諏訪駅構内などいたるところに存在する「足湯」など、現在でも上諏訪の温泉は私たちを楽しませてくれます。

 

毒沢鉱泉(含鉄、アルミニウムー硫酸塩冷鉱泉)

毒沢鉱泉 神の湯

全国でも珍しい泉質の毒沢鉱泉

源泉温度は2℃、pH値は2.53、名前もまたユニークで、この情報だけでも足を運びたくなる温泉ではないでしょうか。

興味深いのはこの「毒沢」という名前、この地に金鉱があった名残という説と、効能豊かなお湯であることから人を寄せ付けないように名付けたという二つの説があります。

歴史は約450年前の戦国時代、武田信玄が金発掘の際にけが人の治療に利用したと伝えられています。

昭和初期には、幼少時代の館主が鉱泉に救われて以来、より一層評判が高まり、各地から湯治に訪れる人でにぎわうようになったと言われています。

 

この温泉の個人的に好きなポイントは、まず珍しい泉質。ここでしか味わえない不思議な温泉体験ができます。

もう一つは「神の湯」さんで源泉に入ったり、コップで源泉を楽しめるところです。

当たり前ですが今まで飲んだことのないような味で、これは効能たっぷりなんだろうなと味覚でも楽しむことができてお勧めです。

 

横谷温泉(主に単純鉄冷鉱泉)

 

横谷温泉 横谷温泉旅館

渓谷の中で良質な温泉が楽しめる横谷温泉

写真の通り、鉄分が豊富で黄金色をしています。

さらに炭酸ガスが1kg中に737mg含まれていることから、肌に泡がつくのも特徴の一つです。

この温泉の個人的に好きなポイントは、まず景色が素晴らしいこと。すぐ近くで川が流れており、日が落ちた後にライトアップされる自然も見事で、非日常のなかで温泉が楽しめます。

もう一つは18℃の源泉にも入れること。炭酸ガスは熱によって空気中に逃げてしまうので、温度の低い源泉で本来の効能も楽しめます。また、水風呂として加熱された温泉との交互浴も楽しめます。

日帰り料金は少し高いですが、温泉は本物ですので是非訪れてみてほしい温泉です。

 

~その他~

これまで紹介した温泉の他にも、有名で行ってみたい温泉がたくさんあります!

例えば数々の温泉家が絶賛する「渋御殿湯

日本でも珍しい二酸化炭素冷温泉の「唐沢鉱泉

標高2000m、ランプの湯でも有名な「高峰温泉」 ...etc

今まで足を運べていませんがめちゃくちゃ気になっているので、もし訪れる機会があれば記事にしたいと思います!

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~後書き~

ということで今回はいかがだったでしょうか。

今回で恐らく長野県partは終わりになるかなと思いますが、もちろん紹介できなかった温泉や、まだ自分が訪れていない温泉が沢山あります。

特に南信州エリア!自分は昼神温泉しか入ったことがないので、これからどんな出会いがあるか楽しみにしています。

次回からは、時間をかけて一つの温泉にスポット当てて記事にしたいなと思います。正直今までのやり方だと想像以上に時間がかかってしまっていて...

あと信州以外で自分の好きな温泉も紹介したいという思いもあります。

もし皆さんのほうで何かアイデアがあれば、それも教えてくださると幸いです。

ではでは、今回もここまで読んでくださってありがとうございました!!